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発展の沿革
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榮總院史廳

発展の沿革

医学教育

当医院は国家級の医学センターとして、医療・教育・研究の重責を担ってきました。優れた臨床教育は、未来の医療プロフェッショナルとなる人材を育てる鍵であり、そのため、当医院は教学部を設置し、全国の臨床医学教育の質の向上を目指しています。

1959年9月、行政院は当医院を国防医学院の実習・教育病院の一つに指定。また、国防部は「国防医学院と栄民総医院の学術研究相互支援弁法」を制定しました。当医院の設立準備は、国防医学院院長兼栄民総医院初代院長の盧致德先生に計画が依頼され、国防医学院各科の専門家が病院設計を担当するとともに、栄民総医院各部門の主管と主要人員も兼任しました。加えて、教育研究施設を栄民総医院に移管するなど、二つの病院はあたかも一体のようになりました。病院建設当初から数十年の間、国防医学院との協力関係が続いています。

1975年7月、国立陽明医学院が正式に成立し、1977年12月には当医院と陽明医学院との協力実施要項が教育部によって批准され、当医院は陽明医学院の実習・教育病院となりました。陽明医学院は1994年に陽明大学に改組されましたが、当医院との密接な協力関係は現在も続いています。当医院は主要な実習場所として、また、多くの医師が専任教師として長期にわたって医学教育に貢献し、並びに医学部としては斬新なPBL(=問題基盤型)学習制度を展開しました。

国立陽明医科大学初の教育研究キャンプ

1997年、陽明大学医学部のPBL学習と医学人文教育の発展を援助するため、当医院医学教育委員会内に教育改善チームを発足させ、教育研究費用から予算を捻出して教員による教育計画研究を推奨し、医学教育の改革を行ないました。 

1980年代には、国立台北護理(=看護)専科学校との間で教育協力実施要項に調印したほか、1984年、台南市の逢甲医院と姉妹病院契約を締結、また同年、彰化・宜蘭・花蓮の各省立病院および高雄市立民生病院などの要請に応じて、教育協力契約を締結するなど、多くの病院と協力関係を築いています。病院に対する鑑定・評価により、医療へのレベル要求が高まるにつれ、当医院と各医療機構の教育についての協力件数および内容はさらに多く、かつ多様になり、2016年までに当医院と教育協力関係を持つ医療機関は70ヶ所余りとなっています。協力の内容は:人員のトレーニング、当直医師の合同トレーニング、学術交流、研究協力、医師医療支援、転院診療転院検査などです。

  • 臨床技術研修センター
  • シミュレーションPBL教室
  • シミュレーションルーム

1997年、当医院と国立台湾大学附属病院は、教育協力関係を結びました。国内の二大病院が手を携えて教育・研究面で協力することは、この年の台湾医学会のニュースとして大きく報道されました。2007年からこの両病院の協力による多くの研究計画がスタートし、また2008年には初期段階の研究成果が発表されるなど、現在も協力は続いています。 

国立陽明医科大学初の教育研究キャンプ
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